宿命の急所(2011年1月、人間の幸せは人間・例題・中森明菜・岡村隆史)

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昨年はお2人とも体調不良ということで芸能活動を一時休止されましたが、その原因にはいくつか共通点があります。
まず、現在2人とも大運に主星が透干しています(岡村さんは主星の陰陽)。人体図の主星は心の中心で、その人の「本心」を表す星です。それが透干する時は、その人の心の奥にあるものが表に現れてきます。そのため、主星が透干した時に体調不良になるとしたら、それは精神的な不満足が原因だということです。

人間の肉体にも急所があるのと同様、宿命にも急所のようなものがあります。宿命が未消化または宿命からはずれる場合も、この急所がやられると、最も精神的ダメージを受けます。そして人体図には通常いくつかの特徴があるものですが、その中には大事な星というのがあります。その一つが守護神の星です。

明菜さんの守護神はどれでしょうか。
土用月で土性多いため調和の守護神・乙木が必要です。また季節は夏ですので調候の第一守護神は癸水です。この乙と癸は共に重要です。土性を押さえる乙は大切ですが、夏なので癸水がないと乙が枯れてしまうからです。
人体図では乙は牽牛星、癸は司禄星になっています。いずれも家庭の星ですが、さらにそれらが親・夫・子供の場所にあります。そのため、この宿命の急所は「家庭」です。もし、夫と子供に恵まれず、親との関係も良好でなかったら、たとえ仕事で成功しても幸せを感じることができないでしょう。その人たちに恵まれなければ、頑張っても張り合いがなく、生きがいを感じられないわけです。しかも玉堂星は母性愛、鳳閣星は子供の星ですので、家庭がないとこれらの星も充分に活かされません。この宿命が求めているのは男性ではなく家庭なので、たとえ彼氏ができても満たされないでしょう。
そして牽牛星と司禄星は真面目で常識的な星です。これらが守護神となる女性は一般に「普通の人と普通の結婚をするのが良い」のですが、明菜さんのようなスターになってしまうと、普通の結婚には恵まれにくいでしょう。

岡村さんの宿命は午月甲木です。本来の守護神は癸水・庚金ですが、宿命に癸がないので代わりに壬水を取ります。 壬・庚が共に透干しています。明菜さん同様、上格(運勢は強い)の宿命ですね。しかし、そのことと、本人の満足感は別です。
岡村さんの守護神の壬は龍高星、庚はとして、人体図ではこれも明菜さんと同じ、親・妻・子供の場所にあります。そのため、これらの人達に恵まれないと、たとえ成功しても幸せを感じることはできません。
特に、第一守護神の龍高星は帰星(止まる星)にもなっているため、ここがずばり宿命の急所です。龍高星があるのは子供の場所で、子供がいないと、頑張って仕事をしても達成感がありません。

明菜さんは1982壬戌年にデビュー。岡村さんは1990庚午年にナインティナインを結成。どちらも天中殺の年でした。
明菜さんは夫中殺にもなる天中殺の年で、岡村さんは子供中殺の年です。この仕事が成功すると、明菜さんは夫運を、岡村さんは子供運を犠牲にしなければならなくなります。この仕事を続ける限り、この中殺の運気も続きます。 人によっては、その中殺が大事な所である場合もあれば重要でない部分である場合もあります。この2人の場合はどちらも急所を中殺されることになるため、宿命が大きなダメージを受けます。

そのため、岡村さんには、天中殺で結成したナインティナインというコンビを解消しそして早めに結婚して子供を作ることを勧めます。岡村さんであれば、充分ピン芸人としてやっていけるでしょう。数ヶ月の休養で昨年暮れに復帰しましたが、根本的な解決にはなっていないはずです。コンビの仕事に縛られず自由な時間が増えれば、プライベートを今までよりも充実したものにすることも可能です。
明菜さんには引退を勧めます。そして普通の人と結婚することです。岡村さんは家庭的な星はなく濁の宿命なので家庭以外の人生の目的を見つけ、そこから人生を立て直すことも可能ですが、明菜さんは家庭的な星ばかりなので、家庭を持たずに仕事だけを生きがいとして生きていくのは極めて難しいからです。

明菜さんの宿命での夫は月干の癸ですが、この癸は父親にもなります。岡村さんのポイントである龍高星は宿命では母親です。2人が結婚運や子供運が順調に行かないとしたら、その背景にこれらの人との問題があると考えられます。すなわち、明菜さんは父親との関係に問題あり、岡村さんは母親との関係に問題あり、と思われます。本当はそこから改善できると理想的なのですが、どうでしょうか。

朱学院副校長 佐藤直樹

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