十二支は、五行・本能・方向・陰陽・季節等で分類することにより、それぞれの意味が成立しています。

また、一般的的には十二支は子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥(ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い)ですが、算命学では十干同様に五行の質を加えて次のように呼びます。

子 ねすい
丑 うしど
寅 とらぼく
卯 うぼく
辰 たつど
巳 みび
午 うまび
未 ひつじど
申 さるきん
酉 とりきん
戌 いぬど
亥 いすい

通常十二支は子から数えますが、算命学では一年の始まりを春とするため、春の始まりである寅から記述していきます。

寅(とらぼく)

寅の五行は木性・陽木性です。十干支配は甲木で、木性の旺地(もっとも強いところ)となります。

寅は守りが固く、独立進取の気を持っています。萬物が出発する所であり、萌出、全身の意味を持っています。人生の出発時や物事の初めに良さをみせます。また洞察力や観察力に優れます。寅は、剛木の質を持ち、一度倒れると立ち上がれないといった性質もあります。

卯(うぼく)

卯の五行は木性・陰木性です。十干支配は乙木で、木性の旺地です。

春の中心であり、柔木で、協調、協和を示します。卯は天門が開き、世に出る場所です。組織を作ることを得意とします。外面の柔、内面の剛の質を持ち、波瀾に際し、たとえ倒れることがあっても、何度でも立ち上がる粘り強さを持っています。

辰(たつど)

辰の五行は土性・陽土性です。春の土用で十干支配は戊土です。天の十二次に合わせると、銀河の河口に位置します。

財運に縁が深く、一代の栄華となるか貧となるかのいずれかとなりやすい。心の葛藤をつくり内面と外面が不均衡であることが、運勢を最高にも最低にもし、最高になれば時代に合わせて雄飛します。

巳(みび)

巳の五行は火性・陰火性です。十干支配は丁火で、火性の旺地です。

感性と理性を共に備え、表現力や芸術の才能ともなります。衆の中で孤高を保つ質を持ち、孤高を保ちながら前進し、衆の目標となります。内面は暗で、外面は明という性質です。外づらが良く、内づらが悪いということですね。六親縁の薄さに特徴があります。

午(うまび)

午の五行は火性・陽火性です。十干支配は丙火で、火性の旺地です。

夏の中心で、烈火の性を持ちます。烈しい情熱を出し、直情径行となります。豪放で開放的性格となり、さらに磨かれれば人間性は豊かになります。そのときは人から好かれ、慕われます。しかし人間性が豊かにならないときは、好き、嫌いが極端に分かれてしまいます。

未(ひつじど)

未の五行は土性・陰土性です。夏の土用で十干支配は己土です。

夏の土用は穀物の豊穣の度合いを示し財運の豊かさを表します。忍耐強さと剛情の性格を有し、他人が自分に和するまで待つ粘り強さは抜群です。そのため成功は中年以降になりやすく、女性は晩婚となりやすいです。

申(さるきん)

申の五行は金性・陽金性です。十干支配は庚金で、金性の旺地です。

天に配して、未申の裏鬼門にあたり、陽気漸く納まり陰気が出始める所です。動乱の中で勇猛果敢の性格を発揮し名を挙げます。積極的な行動の中で成長しますが、短慮の質があるため、前進する行動が目的と合えば見事な活躍をする反面、目的に合わないときは自滅し、快復ができなくなります。

酉(とりきん)

酉の五行は金性・陰金性です。十干支配は辛金で、金性の旺地です。

秋の中心で、卯木の春門に対して秋門といい、内面は直情で外面は貴品の性格です。気位が高く、他を低く見る所があります。苦労することで名誉が高まり、実より名をとる生き方をし貧を招くのですが、貴品の高さは保たれます。

戌(いぬど)

戌の五行は土性・陽土性です。秋の土用であり、十干支配は戊土です。

天の十二次に配して天の川の出発です。萬物を収蔵する所です。商売に才能を発揮し財運に恵まれます。社交上手で機転が利きます。養子・養女の質を持っています。自我心が強く傲慢になる恐れがあり、一度財を失うと回復するのに長い年月を要します。

亥(いすい)

亥の五行は水性・陰水性です。十干支配は癸水で、水性の旺地です。

純陰は極に達し、粘り強く苦労や困難に強いです。表面は明朗ですが内心は陰気です。孤独に弱く、衆をつくることを好み、家庭内にあっては明るさの中心となります。知恵や工夫の才能に優れ、計画・企画に見事な能力を発揮します。

子(ねすい)

子の五行は水性・陽水性です。十干支配は壬水で、水性の旺地です。

一陽来復の分岐点で陽を生み出す所です。智恵と行動が一体となりやすく、その程度が大きければ大成するのですが小さければ小成となります。運勢の上下が激しい特性があります。初代運の質を持ち、初代であることが成功につながります。

丑(うしど)

丑の五行は土性・陰土性です。冬の土用であり、十干支配は己土です。

未土が燥土であるのに対して、丑土は湿土です。表面は柔軟ですが、内面は剛情で自我心が強いです。行動は鈍く、人生の発展も遅くなり、成功は晩年となりやすいです。慎重で思慮深いが融通の利かない欠点もあります。

十二支の性情が宿命や運命において、組み合わさり重なり合って複雑さを増します。たとえ正反対と思われる性情が存在しても、打ち消しあってなくなることはなく正反対のものを共に所有していることになります。そのため、正反対のものが存在すれば葛藤が激しくなります。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。