算命学では、生年月日からその人が持って生まれた宿命を算出します。宿命の算出に使う式のことを命式と呼びます。
当学院の無料宿命算出をご利用頂くと、左側上部に「陰占宿命」という枠で十干と十二支が、下部に「人体図」として9つのマスに8つの星の名があてはめられているのを確認することができます。生年月日から各々のマスに記されるものを算出するのが命式の役割です。

命式で導き出されるのは、生まれついて持っている性質や宿命など、自分では意識できないものと、その人が発揮している性格、意識することができる基本的な性格に分けられます。
各々の結果は、陰占と陽占に分類されます。

陰占は、生まれた瞬間から生じる、自然の巡りや宇宙の運行から受ける影響を占います。
陽占では、9マスに配置された星によって、その人の基本的な性格を占うものです。
この9つのマスは、あなたの心が「星」という姿となって現れたもので、“人体図”と呼称します。“人体星図”という呼び方もされていますが、朱学院では“人体図”としています。

9つのマスのうち、左上のマスは、先祖から受ける恩徳を占うためにあるので、自身の生年月日から算出されるのは左上を除く8つのマスです。この8マスは各々が頭、左肩、右腕、胸、左腕、右足、腹、左足と人体を模しています。
人体図は、人の形になっていますが、これは心の形を表すものです。
心は人間の身体から出てくるのですから、心もまた人の形をしている…と古代の中国人は考えたのです。

算命学では、生まれた瞬間に自然の巡り、宇宙の運行から受ける影響を読み解き、さらに心の形である「人体図」に算出された八つの星を配置することで、運命や宿命を解き明かしていきます。

こうして “自分”という“宇宙の縮図”を紐解いていく面白さは、算命学の魅力のひとつであり、算命学の膨大な知恵と技術体系を知る入り口でもあります。

命式は、自分が持って生まれた宿命、運勢を知る手がかりを与えてくれるのです。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。