宇宙盤法から、生きる範囲や人間関係の広さがわかる

宿命にもつ3つの干支からスケールを測る「宇宙盤法」

算命学には、宇宙盤法という技法があります。円上に並んだ60の干支から陰占宿命にもつ3つの干支を結んでいく方法です。結んだときの三角形の大きさが、その人の生きる範囲や人間関係の広さを現します。

この三角形がもっとも大きくなるのは正三角形です。その例として挙げられるのが、スティーヴン・ホーキング博士です。ホーキング博士は辛酉、辛丑、辛巳の干支をもっていて、その3つをつなぐと正三角形になります。正三角形は大三合会局という名前をもち、ここまで広い宿命をもつ人は滅多にいません。

ホーキング博士の研究は量子宇宙論といわれ、宇宙の終わりから始まりまでを研究しています。宿命にあったスケールの大きな研究をしていたのです。

次の例は、iPS細胞を開発した山中伸弥教授です。山中教授は乙巳、戊申、壬寅の干支をもっています。宇宙盤でつないでみると、実は非常に小さな三角形です。

世界的に有名な研究者ですが、IPS細胞だけを研究しているため範囲は限定されているので、宿命に合っていると言えます。

次に紹介するのは真鍋淑郎さん。地球温暖化を予測した気象学で2021年にノーベル賞を受賞した研究者です。

真鍋さんは己卯、丁酉、辛未の干支をもち、宇宙盤法でみるとやや大きめの三角形です。気象学は世界中の気候を研究しているので、細胞の研究に比べたらスケールは大きいと言えます。

このように三角形の大きさは、その人の生きるスケールの大きさを指していて、大きいから成功する、小さいから失敗するわけではありません。

ただし、三角形が小さい人はあれもこれも取り組もうとしない方が良く、人間関係も狭く限定的な方が宿命に合っています。逆に三角形が広い人はさまざまな方と交流した方がいいでしょう。

宇宙盤法でわかることは、適職ではなくスケールの大きさ

ご自身の干支を知りたい場合は「無料宿命算出」で算出される陰占宿命から確認してみましょう。例えば以下の宿命の場合、干支は甲辰、壬戌、癸卯です。

先ほどは研究者の例で説明しましたが、政治家に例えるなら、市長より知事の方が対象とする地域が広いため、スケールが大きいと考えます。

会社員なら、スケールの小さな人は地域に密着したビジネスと相性が良く、スケールが大きい人は海外赴任して世界を股にかけるような仕事が合うでしょう。

また、最近は副業をしている人が増えています。副業に関しては三角形が大きい方が向いている傾向はあります。ただし、元々の仕事が宿命に合っていない場合は足りない分を副業にすることでバランスが取れるケースもあるので、一概には言えません。

また、宇宙盤をエネルギーと組み合わせて鑑定することもできます。例えば、スケールが広いのにエネルギーが少ない場合は、あちこちかけめぐる宿命なのに大変だったりします。

宇宙盤法でわかることは、適職ではなくスケールの大きさです。それぞれの仕事の中での範囲が限定的なのか、広いのかといった視点で捉えるといいでしょう。その人の宿命にあった適職については「算命学で自分の適職を知る方法」でくわしく紹介しているため、気になる方は確認してみてください。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。