四柱推命

算命学は、16にまとめた理論体系である16元法を用いることで先祖三代、子孫三代までも占う事ができます。この16元法に含まれる「天法・地法」の二法のみを用いるのが、皆さんご存じの四柱推命です。そのため、算命学と比べると理論がだいぶ欠けてしまいます。
また、中国各地にちらばったこの占いを日本に取り入れ、四柱推命と名付けられたので、実は日本特有の占いでもあります。

奇門遁甲(きもんとんこう)

また、東洋占いに詳しい方でしたら聞いた事があるかもしれない奇門遁甲は、八門法をもとにした占術です。奇門遁甲は方位学として知られる占術ですが、算命学では方位をあまり重視していません。これも、部分的に漏れ伝わった算命学の一部が、市中で広まり独自の考え方で定着した事によるものでしょう。

九星術

一白水星から九紫火星など9つの星で吉凶を判断する九星術(九星気学)は、空海が中国から持ち帰った密教占星術です。
唐に渡り、都である長安に入った空海ですが、王朝内部の学問であった算命学を学ぶことが許されませんでした。そこで、庶民の中にあった占いを持ち帰ったものが九星術となりました。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。