「守護神法」で守護神を知り、どのような生き方が合うかを知る

宿命は十干と十二支の組み合わせで決まり、120通りあります。そして、それぞれの宿命に必要なもの、ありがたいものが「守護神」であり、守護神を生かすと運勢が伸びていきます。

たとえば、宿命が「夏の草」の人に必要なのは水なので、守護神は水です。

また、同じ宿命をもつ人の守護神が同じとは限りません。たとえば、夏の草の宿命をもっている人が、宿命に水を多くもちすぎていることがあります。

すると、夏の草で水が多いので水浸しの宿命となり、根が腐ってしまいます。このような場合の守護神は水ではなく、水を押さえてくれる土です。土が守護神の人であれば、その人の宿命に土がないかを探し、あった場合はそれを生かしていくことが望ましいです。

また、守護神と逆に「忌神(いみがみ)」という存在もいます。忌神が多かったり、守護神である土がひとつもなかったりするのは、「下格(げかく)」という宿命です。ただ、下格だからといってだめな人生というわけではありません。

下格の人は苦労して不幸を味わう宿命をもつので、実際に苦労したり不幸を味わったりすると運勢が伸びます。逆に苦労から逃げると、運勢は弱くなってしまいます。

下格の運勢をもつ例として、菅元総理がいます。

菅さんの宿命は「冬の草」ですが、守護神となる火の性質をひとつももっていません。真冬に生えている草で太陽があたらないので、寒くてしょうがない宿命です。

実際に、菅さんは秋田の雪深い地に生まれ、雪の日も1時間半かけて登校していたといいます。集団就職で上京し、働いて大学に行くお金を貯めて、普通の人よりも苦労してきました。

このように、下格の人が苦しい思いをすると宿命が生きてきます。もし、菅さんが代議士の息子に生まれて恵まれた環境で育っていたら、運勢は違ったものになったでしょう。

もう一人の下格の例は、アメリカのバイデン大統領です。

バイデンさんは「冬の火」の宿命で、守護神となる火の材料になる木性の性質をひとつももっていません。今にも消えそうな風前の灯のような宿命です。

バイデンさんは妻と娘を交通事故で亡くし、長男も数年前に亡くすなど、身内の不幸が続いています。生き残った次男は薬物の所持で逮捕されたことがあるなど、苦労人です。

しかし、バイデンさんは家族に不幸が起こるたびに運勢が伸びています。

また、守護神がしっかりしていて、忌神がほとんどいない宿命は「上格(じょうかく)」と言います。

上格の例の1人目は、安部元総理の昭恵夫人です。昭恵さんはとても上格です。しかし、上格だからといって幸せになるとは限りません。

昭恵さんは女性で仕事をしていませんでした。上格の妻がいる夫は運勢を持ち上げてもらえます。安部さんは憲政史上一番の長期政権でした。昭恵さんと結婚していなければ、首相にもなれなかったかもしれません。

しかし、安部さんは運勢をもちあげられすぎて、宿命をこえた成功を収めてしまったのかもしれません。

上格の人は恵まれた環境で育つか、自分の好きな道に進むことが大事です。

もう一人の上格の例は、ホンダ技研工業株式会社の創業者である本田宗一郎さんです。本田さんは幼いころから機械いじりが大好きで、自動車をみて感動して15歳で丁稚奉公に行きました。その後、会社を興した後も、経営は別の人に任せて、エンジン開発をし続けて、400以上の特許を取得しています。

本田さんは好きなエンジンの開発だけやっていたので、どんどん運勢が伸びていきました。

このように、守護神法はまず宿命全体を見て、上中下どこにあたる宿命なのかを確認します。そのうえで、どういった生き方がその人に合うかを見定めていくのです。

自分がどんな宿命をもっているか、気になった人は朱学院で学べます。興味をもった人は、無料説明会に参加してみてください。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。