算命学では性格をどう読み解く?有名人の事例で解説

人体図にある8つの星の配置やバランスから、総合的に性格を読み解く

算命学で性格を読み解くときは、まず「陽占」といわれる人体図を確認します。

(人体図は無料宿命算出のページで簡単に調べられます)

人体図は以下のように、全部で8つの星が出てきます。そのすべてが、その人のもっている性質です。

性格1

上図は、1990221日生の人体図

たとえば、「鳳閣星があるから、のんびりした性格です」「玉堂星があるから、愛想がいいです」など、単純に一つひとつの星の特徴を読み解くだけではないのです。

人体図の真ん中の胸にあたる部分が、「その人自身」を意味するので影響は大きいですが、その星だけで性格が決まるわけでもありません。

中央の星と、他の星との位置関係など8つの星の組み合わせから、さまざまな情報を出します。そのうえで、総合的に「こういう性格の人だ」と読み解いていく必要があります。そこが算命学を学ぶ面白さだと言えるでしょう。

「その人が何を選択すべきか」を読み解くときには、運勢を読み解く「陰占」も一緒に見ていきます。(人体図は無料宿命算出のページで簡単に調べられます)

性格2

朱学院で生徒さんが性格の読み解き方を学ぶときは、有名人の人体図を見ながら解釈の練習をしています。

算命学で、香川照之さんの性格を読み解く

例えば、香川照之さん(1965127日生まれ)の人体図を見てみましょう。

性格3

人体図のバランスは、「父親の星に止まる」配置になっています。(配置については解説が複雑なので、このページでは説明を割愛します)

止まる星は「人生の目的」になると言われているので、父親の星に止まる人は父親を目指そうとする傾向があります。実際、香川さんは俳優だけでなく、父の跡を継いで歌舞伎役者になりました。

ところが、香川さんの陰占を見ると、「父の跡をついではいけない」星まわりです。

香川さんの最近の騒動の原因は、そこにあるのではないかと思います。

このように、例えば何か悩みがあったり、うまくいかなかったりする方は、もしかするとご自身の性格と運勢に合っていない選択をしている可能性があるとも言えます。

算命学で、高橋一生さんの性格を読み解く

俳優の高橋一生さん(1980129日生まれ)の人体図を見てみましょう。

性格4

この星の配置は、母親に影響を強く受ける宿命です。高橋さんの母は何回も結婚していて、腹違いの弟がいます。

母親とは絶縁して10年以上連絡を取っていなかったところ、父違いの弟からお母さんの余命が少ないと連絡があり、お母さんに再会されたそうです。

「そのときに、母親に謝罪されて心の中にわだかまりがとれた」と本人が話されていました。

こうした家族環境と人体図から想像すると、髙橋さんは結婚に幻滅していて、結婚願望がないように思います。

髙橋さんと同じ宿命をもっていてもお母さんから愛情深く育てられた場合は、また違う思考になるでしょう。

このように、人体図を読み解くことで、よりその人の性格や宿命を深く解釈できます。

算命学の場合、ほかの占星術のように「こういう人はこんな性格」とシンプルに解釈することが難しいです。逆に、その奥深さが面白くもあり、勉強する価値があるとも言えます。

この記事の監修者

朱学院校長佐藤直樹

東京・上野に生まれる
早稲田大学高等学院、早稲田大学商学部卒業
10代より算命学を始め、奥義を習得、さらなる算命学の発展を目指す。