十二大従星で「その人が持つエネルギー」を見極める
十二大従星は、その人が生まれながらにして持っている「エネルギー」や心の強さを表します。「人の一生」を12の時代に分類したもので、得意分野や行動パターンを示すため、人生におけるテーマまで読み解くことができます。
算命学では、人の一生を肉体の有無ではなく、死後の時間まで含めて捉えます。そのため、12の時期は生まれ落ちる前の胎児から、肉体が滅んだ後の魂までの範囲で区分されています。
例えば、胎児の時期を示す「天報星(てんぽうせい)」ならば、“無限の可能性”や“気まぐれ”などがキーワードです。壮年や家長の時期を示す「天将星(てんしょうせい)」は、“実力“や“気概”といったキーワードに焦点を当てることになります。
また、12の星にはそれぞれが持つエネルギーを示す1〜12の点数がついています。しかし、点数の高さが人生に有利に作用するものではありません。
誰もが、宿命にあった環境で特性を活かして生活することが大切です。環境と本来の性質(十大主星が持つ本能)とエネルギーが折り合うよう、行動を起こすといいでしょう。
〈十大主星と十二大従星の関係〉
算命学で人を読み解く時には、十大主星と十二大従星をかけ合わせます。この関係は「主」と「従」という文字が名称にある通り、十大主星を十二大従星が支えています。
主の「本能」と従の「エネルギー」のかけ合わせ、つまり「本能がどのようなエネルギーで発揮されるか」に着目するのです。
例えば、「攻撃本能」に分類される「車輢星(しゃきせい)」とエネルギーが強い「天将星(てんしょうせい)」を持つ人ならば、その性質は「かなりの負けず嫌いで、闘争心が強い」と読み解くことができます。


